外ではしっかり者、家では毎日同じことを注意される理由

男子校男子の観察記録

家での息子

家での息子は、基本的にうっかりしている。靴下は裏返し。
脱いだ服は床の真ん中。
なぜそこに置いたのかは、本人にも不明らしい。

さっき言ったよね?
ほんとについさっき。
ついでに言うと、昨日も言った。

それでも彼は、
毎回「初めて聞きました」みたいな顔をする。

外では別人

ところがこの子、
外ではまったく別人だ。

学校では「しっかり者」。
成績もそこそこ、部活も真面目。
周りからの評価は、なかなかいいらしい。

……誰の話?

家で見る生き物と、
同一人物とは思えない。

家では叱られても、
「ごめんなさい」と素直に謝る。
ここまではいい。

問題はそのあと。

数秒後。

「ねえ、あのさ」

いやいや、今?
今その話題、入る?
反省フェーズ、もう終わった判定なの?

こちらがまだ気持ちを整理している間に、
本人はもう次の話を始めている。
しかも楽しそうに。

私は心配性で、
つい理由を考えてしまうタイプだ。

なぜ家ではうっかりなのか。
なぜ外ではちゃんとできるのか。

いろいろ考えた結果、
最近たどり着いた結論がある。

たぶん、
家は「何も考えなくていい場所」なのだ。

外では気を張って、
空気を読んで、
自分なりに頑張っている。

だから家では、
全部オフ。

母としては、
もう少しオンのままでいてほしい日もあるけれど、
毎日スイッチを切れる場所があるのは、
悪くないのかもしれない。

今日も同じ注意をしながら、
私は自分に言い聞かせる。

「まあ、生きてるからいいか」

外ではしっかり者。
家ではうっかり。

この落差に軽くツッコミを入れながら、
男子校男子という生き物を、
今日も観察している。

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